四苦八苦とは?
四苦八苦とは、仏教における人間のあらゆる苦しみのことです。 仏教では、人間の生活には以下のような苦しみがあると考えています。
- 生苦:生まれてきたことによって苦しみを感じること。
- 老苦:年をとって体や心が衰えていくことによって苦しみを感じること。
- 病苦:病気になって痛みや不快感を感じること。
- 死苦:死ぬことや死んだ人を思うことによって苦しみを感じること。
- 愛別離苦:大切な人や物と別れることによって苦しみを感じること。
- 怨憎会苦:嫌いな人や物に出会うことによって苦しみを感じること。
- 求不得苦:欲しいものが手に入らないことによって苦しみを感じること。
- 五蘊盛苦:心身の構成要素である色・受・想・行・識が思い通りにならないことによって苦しみを感じること。
これらの苦しみは、生・老・病・死の四つの苦(四苦)と、それ以外の四つの苦(八苦)に分けられます。